音威子府村「お蕎麦」おすすめ4選!名物「黒い蕎麦」の秘密と違いを紹介

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音威子府そば

道北〝音威子府村〟は、蕎麦の生産がとっても盛んな地域。広大な土地と寒暖差の激しい気候がそばの栽培に適していて、作付面積・収穫量ともに道内でもトップクラスです。昼夜の寒暖差は、蕎麦の風味や香りにも直結。おいしい蕎麦が出来上がります。

そんな音威子府村には、色味・風味のことなる5種類の蕎麦が存在します。中でも全国的に見ても知名度の高い〝黒い蕎麦〟には注目!本記事ではそれぞれことなるお蕎麦の特徴や、食べられるお店をご紹介します。あらかじめお蕎麦の特徴を把握して、音威子府村での食事を思いっきり満喫してください。

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音威子府村の「蕎麦」について

音威子府村の黒いお蕎麦

音威子府村で食べられるお蕎麦は全部で5種類あり(2024年現在)、割合こそ違えど、どれも音威子府産の蕎麦粉を使用しています。色味により〝白い蕎麦・黒い蕎麦〟に分けられ、特に人気があるのが「黒い蕎麦」の方です。

麺の色が黒い理由は、そばの実の殻や甘皮をそのまま入れて挽く「挽きぐるみ」という製法で作られていること。かつて同村にあった畠山製麺が製造していた黒い蕎麦は、音威子府駅構内にあった〝常盤軒(2021年閉店)〟や〝一路食堂(2022年閉店)〟により人気を博しましたが、製麺所の閉鎖に伴い一時姿を消すこととなりました。

新!!おといねっぷ蕎麦
千葉県で復刻された「新!!音威子府そば」

その後、音威子府村出身の店主さんが営む千葉の飲食店〝音威子府食堂〟と、東京の飲食店〝音威子府TOKYO〟が「新‼︎音威子府そば」を共同開発。続いて、音威子府村で農業を営む立川さんが「おといねっぷ蕎麦」を開発したことにより、現在は2種類の黒い蕎麦を食べることができる様になりました。

【音威子府のお蕎麦の種類(取材時)】

▶黒い蕎麦
・新!!音威子府そば: 千葉の製麺所で作られる黒い蕎麦
・おといねっぷ蕎麦: 旭川の製麺所で作られる黒い蕎麦

▶白い蕎麦
・咲来そば: 咲来地区産の玄そば粉を使った白い蕎麦
・源泉そば: 天塩川温泉の源泉を練り込んだ白い蕎麦
・マルシチそば: 道の駅おといねっぷで提供・販売する白い蕎麦

蕎麦別:おすすめ店をご紹介

①:新!!音威子府そば「めしや満福イケレ」

めしや満福イケレの「定番!もりそば」
「定番!もりそば」700円(訪問時)

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めしや満福イケレでは、主に千葉県の製麺所で作られる「新!!音威子府そば」が食べられます。元祖音威子府そばを製造していた〝畠山製麺〟が廃業した後、いち早く開発された黒いお蕎麦で、イケレのオーナー〝竹本さん〟や畠山製麺の社長だった〝畠山さん〟も麺の監修を行ったのだとか。

元祖音威子府そばを忠実に再現した「新!!音威子府そば」は、本家に負けず劣らずのおいしさ。挽きぐるみのそば粉を使っている割に滑らかな質感で、ザラっとした嫌な食感もありません。黒い蕎麦に共通する大きな特徴が〝かんすい〟を使用していること。少し太めの麺からは、モッチリとした弾力が感じられるはずです。

店舗情報
店名:めしや満福イケレ
住所:北海道中川郡音威子府村音威子府511-6 1F
電話番号:01656-8-7565
営業時間:11:30~14:00
定休日:日曜・月曜(変動有・要確認)
駐車場:あり(建物向かい)
キャッシュレス決済:-
公式HP/SNS:公式HPInstagram
外部サイト:-
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②:おといねっぷ蕎麦「天塩川温泉 食堂」

天塩川温泉の「おといねっぷ蕎麦 ざるそば」
「おといねっぷ蕎麦 ざるそば」900円(訪問時)

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「天塩川温泉」は温泉施設・宿泊施設をそなえる村有数の保養施設ですが、レストランだけの利用も可能。真っ黒な〝音威子府そば〟と源泉水を練り込んだ〝源泉そば〟の2種のお蕎麦をはじめ、定食・丼物・ラーメンなども食べられます。夜も比較的遅くまで営業しているので、利用しない手はありません。

天塩川温泉の黒いお蕎麦は、音威子府村の農家さんが開発した「おといねっぷ蕎麦」の方。噛みしめる度にザラっとした食感が伝わってくるくらいの荒々しさで、どこか懐かしさを感じる素朴な風味が広がります。黒い蕎麦に共通する大きな特徴が〝かんすい〟を使用していること。少し太めの麺からは、モッチリとした弾力が感じられるはずです。

店舗情報
店名:天塩川温泉(レストラン)
住所:北海道中川郡音威子府村字咲来919
電話番号:01656-5-3330
営業時間:11:00~14:00 L.O、17:00~19:30 L.O
定休日:不定休
駐車場:あり
キャッシュレス決済:-(券売機で精算)
公式HP/SNS:公式HP
外部サイト:-
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③:咲来そば「お食事処咲来」

お食事処咲来の「ざるそば」
「ざるそば」760円(訪問時)

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お食事処咲来さんで提供するお蕎麦は、真っ黒なことで有名な黒い蕎麦ではなく、音威子府産キタワセソバの玄そば粉と江別産の小麦粉を「6:4」の割合で使用した「咲来そば」です。

お蕎麦にはそばの実の殻ごと挽いた〝玄そば粉〟を使っていて、お蕎麦の表面に細かなそば殻がたくさん確認できました。これが田舎そばの様な質感を演出。十割そばなどと比べるとそこまで風味は強くなく、また強い弾力もありませんが、その分しっかりまとまっていて喉ごしが滑らかでした。

店舗情報
店名:お食事処咲来
住所:北海道中川郡音威子府村咲来393-2
電話番号:01656-5-3906
営業時間:通常|11:00~18:00(冬季 ~16:00)、月曜|11:00~14:00
定休日:不定休
駐車場:あり(店舗周囲に約10台分くらい)
キャッシュレス決済:-
公式HP/SNS:-
外部サイト:ホットペッパー
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④:源泉そば「天塩川温泉 食堂」

天塩川温泉の「源泉そば 天ざるそば」
「源泉そば 天ざるそば」1,350円(訪問時)

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「天塩川温泉」で食べられるもうひとつのお蕎麦は、天塩川温泉の源泉を練り込んだ「源泉そば」です。天塩川温泉の源泉水は、飲んで効能のある飲泉水として知られていて、昭和初期には薬として販売されていた歴史のある温泉。ナトリウム・マグネシウムを多み、特に目に良いとされる〝メタホウ酸〟を多量に含んでいることが大きな特徴なのだとか。

そんな天塩川温泉の源泉と音威子府産のそば粉で作られたお蕎麦は、しっかりとコシがあり、ツルンとした喉ごしも楽しめます。クセがないので、ハッキリとした塩味のつゆとの相性もバツグン!せっかくなら天ぷらとセットでいただきましょう。脂のコクが加わることで、より一層おいしく感じられるはずです。

店舗情報
店名:天塩川温泉(レストラン)
住所:北海道中川郡音威子府村字咲来919
電話番号:01656-5-3330
営業時間:11:00~14:00 L.O、17:00~19:30 L.O
定休日:不定休
駐車場:あり
キャッシュレス決済:-(券売機で精算)
公式HP/SNS:公式HP
外部サイト:-
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⑤:マルシチそば「道の駅おといねっぷ」

道の駅おといねっぷでは、音威子府産を含む道産そば粉が7割入った白い生そば「マルシチそば」を販売しています。併設する飲食店「天北龍」が開発したお蕎麦で、お店でも時間限定で提供している様です。

店舗情報
店名:道の駅おといねっぷ
住所:北海道中川郡音威子府村字音威子府155
電話番号:01656-5-3111
営業時間:9:30~17:00(4~9月)、9:30~16:00(10~3月)、11:00~14:00(レストラン)
定休日:火曜(4〜9月)、火曜・第2第4週の月曜(10~3月)
駐車場:あり
キャッシュレス決済:各カード可
公式HP/SNS:公式HP
外部サイト:-
地図を表示:Googleマップへ

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